なちょの本棚

読んだ本の記録

『ひとり旅日和 花開く!』

『ひとり旅日和 花開く!』秋川滝美

 

人見知りで要領の悪い日和は、なんとか滑り込んだ就職先でも叱られてばかり。

会社をやめようかと悩んでいると、社長から気晴らしに旅に出ることを勧められた。

初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げていった。

プライベートが充実してくると、仕事への影響も、周りの目も少しずつ変わってくる――。

 


日和は小宮山商店株式会社に勤めて8年。

3月のはじめ、斎木課長に会議室へ呼び出され、お説教かと心配していると、なんと昇進についてだった。

仙川係長が退職するにあたり、麗華を係長に、日和を主任することを考えているという。

いい話に違いないけれど、昨日と同じ今日が続くことこそが望ましい日和にとっては、プレッシャーが大きすぎた。

「同じである必要はない」という斎木の言葉も素直に受け止められずにいると、

天気も良く、繁忙期もすぎたので旅に出ることをすすめられ、日和は徳島・香川へ向かった。

これが自分と向き合う大切な旅になるのだった。

 

旅先は岩手、三重、徳島、香川!

 

 

 

シリーズ全てを読んできた、『ひとり旅日和』の最新巻。

今回は行ったことのある旅先がほとんどだったので、自分の記憶と照らし合わせながら読みました。

人が違えば旅も違う。

私とはだいぶ楽しみ方の違う日和の旅も、読んでいて興味深かったです。

 

『花開く』という副題の通り、今回は日和にとって少し気持ちの変化があったり。

シリーズ序盤のオドオドとした姿を知っているので、日和の成長を親戚目線で見守りながら読んでいます。

 

ここのところバタバタして余裕のない生活を送っていたので、ここらで少し旅に出たいなーなんて思わせてもらった一冊です。